何か被災者のためにできることは無いかという考えの中から、
一つの企画が生まれました。
それは、
東北芸術工科大学と一般社団法人パッシブハウスジャパンで
企画・開発した今回の被災地で有効活用できる新しい簡易間仕切りシステム
「ニコニコフレーム」です。
その完成サンプルを
外苑キャンパスの中庭で実際に組み上げ、期間限定で展示しています。
> 展示期間:4月23日(土)まで
「ニコニコフレーム」とは何かを簡単にお伝えしますと、
非常に簡単に組み立てることができ、
体育館等の避難所で活用すれば、プライバシーを保持できる間仕切りになり、
屋根や壁を付ければ屋外で仮設住宅としても使うことのできる
画期的な木材フレームです。
必ずしも大工等の職人で無くても数時間で組み上げることができ、
利用後もゴミにならない優れものです。
一般的な仮設住宅で使われる薄い鉄板は、
軽量性、可動性には優れるものの、最後はゴミになってしまうのが難点で、
東日本大震災で発生した大量のがれきは、
宮城県で一般廃棄物の23年分相当とも言われていますが、
長期的に見て現状のプレハブ仮設住宅が大量につくられた場合、
使用後の処理が問題となることは明白です。
そこで、企画・開発されたこの「ニコニコフレーム」は
木材でつくられているため、解体すれば薪としても利用できるため2次活用ができ、
また合板不足の現状において、日本全国どこからでも調達可能で、
しかも安価にご提供が可能です。
この企画が活用されることによって、被災地の方の心理的負担の軽減や、
急務である仮設住宅量産の手助けになればと願っております。
以下は本件のプレスリリースになります。
是非、この機会に完成サンプルをご覧になっていただき、
マスコミの方や、各自治体のご担当者にお知り合いの方がいれば、
この情報をお伝え頂ければ幸いです。
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