2011年3月31日木曜日

【東京芸術学舎 運営再開】 3月29日、30日の様子をご紹介

震災後の影響はまだまだ続いておりますが、
昨日から通常の運営体制で展開させていただいております。

千住学長の言葉を借りるならば、

芸術はコミュニケーションです。
芸術は何かの役に立ちたいという気持ちを束ねる力となります。

この芸術学舎で芸術を学ぶことをきっかけとして、
被災された方々を助ける、励ます、勇気づける、
そんな大きな力が生み出せれば。

そのように考え、運営を再開させていただきました。


受講生の皆様、自分のためにも、社会のためにも、
是非、ここで学び得た力を活かしていただければ幸いです。



さて、早速29日、30日と展開された
芸術学舎の状況を2つほどご紹介します。

1つ目は、
「京都杉本家の暮らしと食」(文化伝統学科)です。

以前にもご紹介しましたが、この講座では、

200余年前より京都「杉本家」に伝わる、
質素ながら季節を愛で、季節に沿いながら暮らすという
現代人が忘れかけている日本の美しい生活のあり方を書き残した
『歳中覚(さいちゅうおぼえ)』を学び、体験します。

今回は、「雛の節句の献立」をテーマに、
献立を紹介し、調理のデモンストレーションを実見し、
試食を行いました。

震災の影響もあり、季節を意識した食事を忘れかけていましたが、
並べられた献立を見ると、その美しさや奥深さを痛感し、
日本人・日本文化の素晴らしさに改めて気付かされました。

そしてこのような食文化を支える「日本」という尊い国土の
一日でも早い復興を願うばかりです。



















2つ目は、何度もご紹介をしておりますが、

「果てしなきお取り寄せ」(ライフスタイル学科)です。

今回は、「お取り寄せ審査本番」ということで、
実際に受講者がお取り寄せを行い、試食審査を行いました。

4つあるチームごとに、2ジャンルの中から8種のお取り寄せ品を選び出し、
(ですので、合計4×2×8=64点のお取り寄せ品が集まりました)

それを全員で試食し、審査しました。

次回はその試食・審査を受けての、結果や傾向の発表となります。

こうして実際に体験してみると、
世の中のお取り寄せがいかに奥深く、
そして、審査するのも相当に大変な行為であることを痛感します。






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