2011年2月24日木曜日

果てしなきお取り寄せ(ライフスタイル)

2つ目はこれまでも2度ご紹介している

「果てしなきお取り寄せ」(ライフスタイル学科)です。


ご存じの通り、
講師は音楽プロデューサーであり、モータージャーナリストと
マルチな才能で多方面に活躍されていらっしゃる松任谷 正隆氏です。

本日は、きき酒ならぬ、きき食パンを通して、
どの食パンが美味しいかを探りつつ、
お取り寄せのポイントについて、学び、体験していきました。







ずらっと並べられた合計11種類の食パン。

一見すると同じ食パンに見えますが、
食してみるとそれぞれ特徴があり、
非常に個性に飛んでいます。

この中で一番人気があるものは何か?
また、その理由な何か?

そんなことを考えながら、お取り寄せの魅力と深さに
皆はまってしまっている様子でした。


京都杉本家の暮らしと食(文化・伝統)

昨日行われた講座を2つご紹介します。

1つ目は、
「京都杉本家の暮らしと食」(文化・伝統学科)です。

今から200年余前より京都「杉本家」の代々の当主が
後世へ書き残した『歳中覚』(さいちゅうおぼえ)に、
四季折々の年中行事、商家としての質実な日々の生活、
また行事食などが綴られています。

この講座では、
質素ながら季節を愛で、季節に沿いながら営まれる京町家での
暮らしの中にある忘れかけていた日本の美しさを
『歳中覚』の教えと共に学びます。

■講師:杉本節子((財)奈良屋記念杉本家保存会事務局長 料理研究家) 



【プロフィール】生家は明治3年棟上げの重要文化財『杉本家住宅』。同住宅は平成4年より財団法人で維持運営、現職に就任。平成21年10月京都府あけぼの賞受賞。著書に『京町家・杉本家の献立帖』(小学館)、『京のおばんざいと野菜料理』(学研パブリッシング)など。料理番組で京のおばんざいを年間シリーズ紹介。



今回のテーマは「商家の日常の食 おばんざい」です。、

質実な日々の生活の中でうまれた「おばんざい」は、
素材の味を生かした京都の普段の食事です。
調理のデモンストレーションを行い、その後、試食も行いました。

できるだけ捨てることを慎み、
日々上手にやりくりして繋いでいく「おばんざい」。

実際に調理をする杉本先生の動きを、
時に写真を撮ったりしながら、受講生は丁寧に観察し
吸収していました。




2011年2月18日金曜日

感性を鍛えるワークショップ(ライフスタイル)

3つ目になります。

講座名は「感性を鍛えるワークショップ」(ライフスタイル学科)です。

人はそれぞれが個性豊かな感性を持っています。
日々の活動の中でそれをもっと生かすためには、自分自身を探求することも
重要なエクササイズの一つでしょう。
人間の感性は五感のみならず、多くの感性が影響し合って
その人の個性を形づくっています。

そこでこの講座では、今の自分を解放するワークショップを毎回くりかえし、
参加者相互の感性の交換や共有をすることで、自分への気づきのきっかけを
呼び起こす技術を体得することをめざしています。



■講師
藤田克美(デザイナー、インフォメーション・アーキテクト)
【プロフィール】 
1964年東京生まれ。武蔵野美術大学卒業。GKインダストリアルデザイン研究所・GK設計に勤務、2003年株式会社F.PLUS設立。2008-9年東京造形大学・非常勤講師。「空間と人」「モノと人」「コトと人」「記憶と時間」をつなぐ、情報コミュニケーション環境の創造をめざし、ジャンルにとらわれないデザイン活動を実践中。



3回目となる今回のテーマは
「観るワークショップ-ドローイングハイ」です。

前回は「記憶」をテーマにワークショップが行われましたが、
今回はむしろ記憶を遮断し、その瞬間、そこにある存在を
常に移り変わる情報として捉え、

社会、歴史、先入観、偏見、不安に惑わされずに「観る」ことを通して、
自分を信じる力とするためのヒントを得ることを目的にワークショップが進みました。

具体的には、
中央に立つ講師や受講者がその瞬間思った感覚でポーズを取り、
言って時間が経つと別のポーズに切り替え、 それを周りにいる受講生が
スケッチをしていくという形でワークショップが進行し、

写真ではなかなか伝わり難いですが、
皆真剣に自分と向き合い、何かを感じ取っているようでした。




ものづくりと職人2(文化・伝統)

続いては、

「ものづくりと職人2」(文化・伝統学科) をご紹介します。

この講座は秋季で行われた「ものづくりと職人1」と関連していて、
京都のものづくりの歴史を通して、日本人の感性価値から離れつつある
現代におけるものづくりを見直し、新たなものづくりの方向性を探ります。


■講師
藤井秀雪(京都造形芸術大学ものづくり総合研究センター主任研究員)
1943年京都生まれ。京都の美術工芸高校を卒業後、(株)七彩工芸(現七彩)に入社。2003年定年退職とともに、京都造形芸術大学教授に就任。2009年3月教授職退任に伴い現職。一貫して、京都の伝統産業及び職人との連携による製品開発プロジェクトに取り組む。研究テーマは「職人のワザ」「伝統産業製品のデザイン」等。


今回のテーマは「「京木工芸」職人の思い」ということで、
古典的な木工芸の技法を駆使しながら、自然の恵みである木がもつ
究極の美を引き出すことにより、茶道具を初めとした用の美を作り続けている
木工芸職人綾部之氏を京都より招き、木の国日本の現状と木に対する思いを
貴重な資料と共に披露して頂きました。

木工芸作品の素晴らしさを改めて痛感すると共に、
改めて京都のものづくりがもつ「生活の芸術化」の素晴らしさ、
職人の卓越した手仕事の技と美に、受講生一同、驚き関心している様子でした。

■ゲスト講師
綾部之(京木地師)
京都生まれ。伝統工芸士。主として轆轤細工、木具づくりに取り組む。 人と木は同じ有機物。樹齢数百年の材を生かし、末永く手元に置いて頂けるモノをとの想いを込めて、京の片隅で、奈良時代からつづく、木の手仕事に取り組 む。京指物伝統工芸士会会長。平成17年度京都府伝統産業優秀技術者「京の名工」受彰。


「本気で店を創る!」(ライフスタイル)

今週実施された講座を少し紹介します。

まずは、「本気で店を創る!」(ライフスタイル学科)です。

この講座では、三軒茶屋a-bridge(http://www.a-bridge.jp/)を営む舘則之氏が講師となり、
様々な視点からこだわりの店作りについてのポイントを教わります。


今回は3回目ということで、ゲスト講師を招いての対談形式で、
「飲食店というハコに求められる日常、非日常」というテーマについて、

何故人は飲食店へ行くか、人は何を求めているか、
それに対して店は内を提供できるか、 という視点から
講義が展開されていきました。

■講師
舘 則之
a-bridge代表
「20世紀の子供達よ、何もせずして21世紀を迎えられるか!」と一念発起し、a-bridgeを立ち上げる。2004年より三軒茶屋に拠点を移し、アーティストを食い物にしないリアルギャラリーを、カフェ・バー・ラウンジのような空間にて展開中。



2011年2月17日木曜日

【緊急告知!】コンドルズ in 芸術学舎



お知らせです。

20ヶ国以上で講演。ニューヨークタイムズ紙が絶賛。渋谷公会堂公演即完。
あの「コンドルズ」のワークショップが東京芸術学舎にやってきます!!!

その名も、


ンドルズ in 東京芸術学舎 「春の特別講座」


コンドルズとは→ http://www.condors.jp/



約1ヵ月後の、

2011年3月13日(日)に実施します。


同日は、2つのプログラムを予定しており、

一つは、コンドルズで映像制作を担当するオクダサトシ氏による
「簡単アニメーションをつくるワークショップ」

もう一つは、では、イケメン青田潤一氏による
「パートナーヨガ」


親子、カップル、友人同士など幅広い世代の方に
楽しんでいただける内容となっておりますので、
是非この機会にご参加ください。


お問い合わせは、

03-5412-6101 まで。



詳しい情報は下記資料をご参照下さい!!!
(クリックして頂くと大きい画像でご覧いただけます)


以上、お知らせでした。





2011年2月15日火曜日

【期間限定募集】六本木アートナイト2011ボランティアスタッフ募集のお知らせ

昨日の雪が嘘のように、今日は暖かくなりすっかり雪も溶けてしまいましたね。

今日は講座がありましたので、雪の不安が無くなり、
運営側としても一安心です。

さて、1点お知らせです。

表題にもありますように、「六本木アートナイト2011」における
ボランティアスタッフ募集のお知らせです。


イベント公式サイト


2011年3月26~27日の一夜限りで催される「六本木アートナイト2011」は、
今年で3回目を迎えるこのアートプロジェクトで、

全プログラムの延べ参加者数が70万人にものぼるビッグイベントです。




そんな記憶にも記録にも残る大規模アートイベントにおいて、
仕掛る側からのお手伝いをしてみませんか。

今回、「六本木ヒルズ/森美術館プログラム」の補佐として、
ボランティア活動してくださる方を若干名 期間限定で募集します。



詳細はコチラから(pdfデータ)



2月28日(月)までの期間限定募集となりますので、
ご興味のある方は、この機会に是非ご応募下さい。


以上、芸術学舎の皆様に対するお知らせでした。

2011年2月10日木曜日

本日の様子をご紹介

昨日から春季(4月~6月)の募集が開始し、
たくさんの方からお申込み・お問い合わせを頂戴しておりますが、

冬季の講座も引き続き実施しておりますので、
その様子を少しご紹介します。

以前もブログで取り上げました講座ですが、
3つほど、2回目の講義風景を少しだけ写真でお見せします。




■「美しく生きるためのお酒講座」
(ライフスタイル)

2回目のテーマは「日本の国酒”清酒(日本酒)”を知る」ということで、
まずは、中世~近代~現代にいたる技術と文化の変遷を日本史と共に学び、
その後、実際に検証するという形式で行われました。

各々、テーブルに並べられたお酒の色、香り、味を確かめながら、
愉しみつつ、真剣に、頭と身体でお酒に向き合っていました。
























■「果てしなきお取り寄せ」(ライフスタイル)

こちらは、まず冒頭に受講者を6つのグループに分け、
用意された8種類の人気お取り寄せ「ふりかけ」を試食し、

その中から、一体どれが人気があったのかを
グループごとで推察してみるということを行いました。

「わかめ」から「イタリアントマト」まで多種多様なふりかけが並ぶ中、
各々が白米とともにそれぞれの商品を試し、

何がよくて、どれが人気がありそうかを真剣に議論していました。

一番人気は果たして・・・・






























■「合気道で生命力を高める」(文化・伝統)

2回目の本講座のテーマは「合気道の思想と訓練法」で

日本の伝統文化における心のあり方を知り、
合気道における「対峙しない状態」をつかむ方法の一つとして

中村天風の心身統一法を紹介し、
「色当て」や錘を使った訓練法を実践しました。

講座の様子を見ていて一番印象的だったのは
何と言っても「講師」の気合でした。

見た目の雰囲気が穏和に見える内古閑先生ですが、

気合を入れたときの同氏はまるで別人のように鋭く、
怖ささえ感じるほどでした。

普段なかなか感じることのない、
武道の「心」を体感した瞬間でした。




2011年2月9日水曜日

【ご案内】 春季募集受付を開始しました!

今朝は東京にも雪が降りましたが
天気も持ち直し、すこしづつ暖かくなってきました。

今日も芸術学舎の講座が行われ、
皆さん、真剣且つ楽しんで、知識を、技術を学ばれています。


さて、ようやく本日より春季講座の募集受付を開始致しました。

朝から電話が引っ切り無しに掛かってきておりまして、
事務局としては、有り難い悲鳴をあげている次第です。


申込できる講座の詳細は以下のページよりご確認下さい。


> http://gakusha.jp/program/



先着順申込受付となり、人気のある講座は
早い段階で満員となってしまいますのでご注意ください!

2011年2月8日火曜日

明日(2月9日) AM10:00から春季講座募集開始です!

このブログでも簡単に紹介しておりますが、
冬季の講座も概ね2回目の実施を迎え、順調に進んでいます。

さて、

明日(2月9日)AM10:00より
春季(4月~6月期)の講座募集が始まります。

今回は合計44講座あります。

年度も切り替わり、暖かくもなり、新しいことを始めるにはうってつけのシーズンです。
是非、この機会に「芸術・文化」に触れ、心の豊かさを感じ取ってみてください。

2011年2月3日木曜日

「日本庭園の美」の由来 【文化・伝統】

人気の講座の様子を紹介します。

文化・伝統学科の講座 『「日本庭園の美」の由来』です。


この講座は、講義を通して、日本庭園に見られる
先人から現代へ受け継がれているデザイン性や美意識を
読み解いていくという講座です。


講師は日本庭園文化史研究の第一人者として活躍する
尼埼博正氏をはじめとしたスペシャリストです。

今回は尼埼先生による講義でした。


 ■講師
尼崎博正(京都造形芸術大学教授、農学博士)



【プロフィール】
1946年生まれ。京都大学農学部卒業。日本庭園・歴史遺産研究センター所長、文化庁文化審議会文化財分科会世界文化遺産特別委員会委員、宮内庁御所離宮庭園特別整備技術指導委員、日本造園学会関西支部顧問、日本造園修景協会京都府支部長、史迹美術同攷会会長、他。1992年日本造園学会賞受賞(設計作品部門)。『植治の庭-小川治兵衛の世界』をはじめ著書多数。




第2回目となる本回のテーマは

「王朝庭園の美意識―桂離宮と修学院離宮」です。





宮廷文化の結晶として生み出された桂離宮と修学院離宮。
王朝庭園の復活期を代表するこの2つの庭園の美を、
立地から空間素材、意匠、素材、施工法に至るまで詳細に読み解いていきました。

一つ一つの話が大変興味深く、
受講生も終始真剣な眼差しで講義に向き合っていました。







2011年2月2日水曜日

朗読 【文化伝統】

本学舎の「文化・伝統学科」の学科長でもある松平定知さんといえば
皆様もテレビでおなじみなのかと思います。

その松平さんが講師を務める講座があります。
それが「朗読」です。

この講座では、
朗読を通して「伝えること」とは何か、「伝わるということ」とはどういうことなのか、
作品の理解はどうか、原作者との距離はどうか、という点にについて、

朗読の心、朗読の基本的心構えをきちんとおさえた上で、
多くの人の心を打つ朗読を探ります。



■講師
松平定知(元NHKエグゼクティブアナウンサー・京都造形芸術大学教授)

【プロフィール】
1969年早稲田大学卒、NHK入局。2007年、NHK退職。その間「連想ゲーム」を4年、「ニュース」を15年、「その時歴史が動いた」を9年ほか、「世紀を越えて」、「新シルクロード」、「マネー資本主義」などNHKスペシャルを100本以上。「各種選挙開票速報」、「昭和史」、「第一次湾岸戦争」、「紅白歌合戦」など特番多数。現在「世界遺産100」、「藤沢周平作品朗読」などを担当。



今回は第2回目の講座で、
藤沢周平作『橋ものがたり』の「小ぬか雨」を題材に
講座が展開されました。

さすが、一流のアナウンサーの朗読です。
何とも言えない情緒に満ち溢れ、
作品への深い理解を感じさせるものでした。

受講生も松平さんの朗読を一通り聞き入った後、
 各々での作品への理解を深めながら、
「朗読」の技を丁寧に磨いていきました。